右の仙腸関節から右下肢後面の痛み
久々に症例を。
クライアント
40代 女性
主訴:二週間ほど前から右のお尻のあたりと、そこから繋がるように太ももの裏が痛い。
タイミング:二週間前に子供のテニスの試合の応援でおかしくなった。気がする。
増悪因子:しゃがんだり、立ったりする動作
寛解因子:とくにな?動かさない?
などなど、
手術歴、現病歴、事故歴は特になし。
と言うことで、特に禁忌となるようなことも見当たらないので施術を開始。
色々見ていきますと。まず。
・右の仙腸関節が動いていない。
・腰椎の2番がPRI(ねじれているみたいな意味でとってください)
・右第3仙椎が後方変位
・右足部が左に比べ内側に捻れている(内反)
・右腸骨 PI EX?
などなどがありました。
まず、メジャーと思われる右仙腸関節からアプローチを開始
(右仙腸関節にアプローチすると言うことは。右腸骨、右第3仙椎へのアプローチも入ってきます。)
その後、内反している足部に対し、右腓骨の下方変位を調整。
(おそらく、過去の捻挫で腓骨が下方に引っ張られたままの状態がずっと続いていたものと思われる)
(当院では足関節をかなり重要視しています。二足歩行の体の土台はどこかと?考えますと骨盤よりも足の状態が大事になると思っております。現に、これまでなかなか寛解しなかった腰痛が足関節の調整で改善されていく事例を何度も経験させていただきました。)
ひとまず、主要なおかしい所を調整した後に、実際どう変化したのかを体感して頂く為に患者さんに動いて痛みの状態を感じてもらうと・・・
「????あれっ??変な感じ?痛くない?痛い?あれ?」
と戸惑い気味。
そこでまだ気になるところがありますか?と尋ねると。
右大腿後面の外側を指示されたので、つつ伏せになってもらい検査。
右太もも裏触りさすると長脛靭帯と外側広筋の間に引っかかる。
そんで、そこに対し、蟻地獄のタッチで組織が解放するのを待つ。
(蟻地獄のタッチ>側から見たらただ触っているだけです。)
と言うことで、もう一度、立ち座りをして頂くと、ありがたいことに、症状消失。
よかったよかった。
最後にバイオダイナミクス的なバランシング?リバランス?をして終了。
と久しぶりの症例でした。
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